テオ-THEO-
」のレビュー

テオ-THEO-

あおのなち

穏やかで、優しい世界観…。

ネタバレ
2019年1月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 購入してから、もう何度も何度も読み返しています。
読み返す度に、感動が深まる作品。

陽の力を持ち、短命の神《魃》と人間の混血レイと、
彼に仕える、可愛らしくも芯が強いテオのお話。

献身的に仕えるテオにより、未知の物、出来事に触れ、未知の感情を知るレイ。それは、テオも同じ…。そして、それが、レイに与える変化は…。

閉ざされた二人だけの世界の中で、身も心も優しく寄り添い、何気なく過ごす日常が、微笑ましく穏やかで、時に切なさを感じさせます。

短命と言われるレイ。二人の未来を考えると切なくなりますが…そんな未来を感じさせず、幸せな未来を見据え過ごす二人に、幸せな気分になります。

最後…。私の解釈が正しければ、レイは、より人に近づいているのでは…。

生きるスピードの時間軸に差のある二人が、出来るだけ長く幸せに過ごしていけることを、切に願います😩
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