青き海のプリンスたち 殿下に捧げる初恋
」のレビュー

青き海のプリンスたち 殿下に捧げる初恋

レベッカ・ウインターズ/有沢遼

泣いてしまった…

ネタバレ
2019年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 出産の時、女性にとってあの瞬間だけは、とヒーロー
を呼んでくれた秘書さん、ヒーローが会いに来て、お父さんがお母さんの話をする場面、そこで泣いてしまいました…おかしいかな、私。
ヒーローや、特にヒロインが気持ちを抑えようとしていること、それが正しいことだけど…って、周囲も十分わかっているけど悩むって姿に好感もてたのかもしれません。
側近は冷酷に引き離そうとするか、なんかやたら味方だったり極端なことが多いから。本当なら、こんなふうに、悩むでしょう。相手のことが大切なんだなぁと思えました。

王位継承しないって言った時、反対したヒロインにも好感がもてました。むしろわがままなのは殿下なのかもと思うくらい。まぁヒーローがある程度強引でないと、話が進まないのだけど。
親友が「あなたのダーリンはみんなに愛されているのね」とか言うとこにも感動しましたし、ハッピーエンド匂わせて終わるのも。やっぱりすぐには簡単にはいかないけど、2人でがんばるのね!って。

どちらにせよ、妊娠期や出産の前後に、憎からず思っている人と一緒にいて、自分の子を大事に育んで命がけで産んでる姿を見ちゃったら、だいたいこうなるでしょうと思えました。深く愛することに説得力がありました。

そりゃありえない話ですけど(HQは大体そうだし)、人間的に描かれているようで、良いお話だと感じました。私は好きです。
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