このレビューはネタバレを含みます▼
お忍びで国を訪れていた隣国の王子・シルヴァ×王族で神官のイシュカ。蠍に噛まれたところをシルヴァに救われるが、血を飲むことは婚姻の儀と同義なことから夫婦になった二人。すごく好みのお話ですが、あれこれ詰め込みすぎなのがとてももったいない。せめて国や親族との問題はイシュカかシルヴァか、どちらかに絞った方がよかったな。主役二人にあまり表情がないので気持ちの深度も本心も見えにくく、ラストもあっさりでちょっとびっくりでした。血を飲むと互いを欲するようになったりイシュカの体がシルヴァを受け入れられるよう変わるところはオメガバっぽい。イシュカとシルヴァのビジュアルはすごく好みだし、いろいろ構想があるそうなのでぜひ続編を出して欲しいです。イシュカとマリカのお話も読んでみたいな。