二人のバレンタイン
」のレビュー

二人のバレンタイン

ジャクリーン・バード/春野ひろこ

ヒーローの頑張りに注目すべき作品

ネタバレ
2019年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインが子供、自己中過ぎ、そして本人が言うように勝手に混乱してる。ある一晩で妊娠、悪役の言葉を信じてヒーローを信じず逃げる、すれ違い、ヒーローにシークレットで出産、とここまではよくある展開。その後の子供の病気に関連してヒロインがやることは、医者がそそのかしたんだとしても、ちょっと引きます。映画でもあったテーマだけど、子供もかわいそう。
でもその辺りのマイナスを打ち消すくらいヒーローがいいです。さほど傲慢でもなく、長い間待って努力してヒロインと結婚して、傷つけたくなくて自制して、他の類似の作品と違ってほぼ禁欲を貫いて。ヒロイン14歳から思っていたのだとするとちょっとあれですが、まーその間様々に頑張ったんだなと。そんなに好きなのに、ジェスのことだけ、なんでちゃんと言わないのかと、式には来られなくても会う機会すらなかったのかと、突っ込みたくなりますが、お話としてはその方が面白いしね。ホットな作品でもありました。
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