溺れるナイフ
」のレビュー

溺れるナイフ

ジョージ朝倉

ナイフが溺れてもがいて、遂に浮上する話

ネタバレ
2019年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 思春期の繊細さや衝動、心の揺らぎや葛藤、一瞬一瞬の心の動きが闇や夕映えの中で鮮やかに表現されています。
家が燃えた後の再開シーンなど、繊細なコウチャンの苦しみが伝わって、ナツメと同様に胸がぎゅっとなります。
最後の占いとニュースが一致してないこと、オウジが崖から落ちる理由(実際は自分で飛び降りた?)が少し分かりにくかったので、そこがclearだともっとスッキリできました。
作品は全体として素晴らしく、何回読んだかわからない。
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