Dr.高間の発情診察
」のレビュー

Dr.高間の発情診察

草野來/Sumisawa

あとがきに納得

ネタバレ
2019年2月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 雨の中で子猫を拾い、近くの動物病院へ行った江理子。診てくれたのは身体が大きく怖そうな高間先生。でも外見とは違って優しい高間先生は、一人暮らしで保育園の調理師として働いている江理子がいない昼間、病院で子猫を預かってくれ、そのお礼に江理子は高間先生にお弁当を差し入れることにします。毎日病院に通ううち、お互いのことを話始めます。江理子が元彼と別れた原因を話すと、本能が自分の相手はこの人じゃないと拒否しただけで、本当の相手が現れた時にはちゃんと発情するから大丈夫、と言い、二人は結ばれます。さすが獣医師だけあって、説得力はありますが、色っぽさの欠片もなくて、何かとオス、メス、本能、発情の言葉が出てきて、エッチの時にも先生っぽい言葉を使い、ドキドキします。オスっぽいのにどこまでも優しい先生が素敵です。先生の持つ包み込むような雰囲気や温かい人柄によって、ゆったりと時間が流れているようで、じんわりと愛が育っていて癒されます。いつも余裕の先生が江理子に振り回されるほどに恋しているという告白にトキメキました。人間の恋の無駄は心というあとがきに思わず納得し、もう一度読み返していまいました!
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