ものすごい既視感のある設定

ネタバレ

2019年2月23日

このレビューはネタバレを含みます▼ 全396ページ。「細身の美男子がモテる」という世界に転生した筋肉好きヒロインが夜会に行き、令嬢に怖がられる筋肉質で地位のあるヒーローに惚れこみ……というのを別作者さんの作品で読んだことがあるのでちょっとアレっ？と思いました。
こちらはカップルの2人の仲にはあまり動きが無く、ヒロインageと「誰でも選べる美女なヒロインがなぜ筋肉質な強面男を選んだの？」という周りからの反発へ対応していくのがメインになっている印象です。
ヒロインの前世の人格の主張が強いせいで今世の令嬢が「ただの入れ物」感が強いことや、美人だ美女だと持ち上げられまくるあたりは好みが分かれるところでしょうか。
ヒーローは女性に好かれるタイプではないという自覚があり少々卑屈。女性に縁がないと思っていたところに誰もが憧れる美女ヒロインに惚れられたことで、湧き上がる煩悩と戦いつつずっと悶々としています。個人的にはちょっと好みと違いました。
途中ちょっとダレるのと、まだ物語の途中で終わってしまっている感じがするのも残念。挿絵も魅力的でなく残念です。

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夏川さん

(女性/30代) 総レビュー数：94件

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