このレビューはネタバレを含みます▼
外交官の中でもデキる人、エリート中のエリート 貴嶺(たかね)と電撃結婚した家事手伝いの純奈(じゅんな)。貴嶺とはハトコ同士で、親戚のお葬式で初めて顔をあわせました。その後、親にセッティングされたお見合いをします。初めはそれぞれ自分は結婚しないと思っていましたが、縁を大事にしたいという貴嶺の言葉で婚約します。今まで男性とお付き合いをしたことのない純奈はゆっくりと二人の関係を進めたいと考えますが、エリート外交官の貴嶺は多忙の上、ドイツへの転勤が決まり、一度もデートをしないまま入籍します。貴嶺は口下手で真面目でお堅い性格の上、仕事に忙しい毎日で、女性と付き合ってもすぐにフラれてしまっていましたが、純奈は貴嶺を理解しようと努めます。貴嶺の真面目で誠実な人柄とあまり表には出さないけれど純奈にメロメロに恋している様子に胸キュンしっぱなしでした。また、素直で恥ずかしがり屋、健気で感情的になって失敗してもただでは起きない頑張り屋の純奈も魅力的で、気付けばあっという間に3巻を読み終えてしまいました。外交官の世界や全く別々の環境で生きてきた二人が心を通わせ、理解し合い、喧嘩し愛し合い、徐々に夫婦になっていく過程が丁寧に描かれていて面白かったです!! 貴嶺の普段は敬語なのに、甘い時間には呼び捨てにするところが堪りません!二人を取り巻く人物もしっかり描かれていて良かったし、お互いがなくてはならない存在になって、どんどん変わっていくのも良かったです。もう最高!!また何度も読み返したいです😍