このレビューはネタバレを含みます▼
表題作は共依存の二人のお話でした。攻(理人)も受(大我)も狂ってます。理人はかなり酷いことを大我に命令してさせる(いん尿や3P等々)のですが、理人は大我を自分に執着させたい、大我が自分のためなら何でもすることを確認したいためそのようなことをしたのかなと思いました。そして、ラストで大我は自分に嫌われたと感じたら死のうとするんだ(理人に嫌われることが死ぬほど嫌なのだ)ということを知れて大変満足したんだと思います。ですが、個人的に特に好きだったのはそのシーンではなく、ラストで理人が大我に好きと言ったシーンです。あれを理人にちゃんと自覚させて、かつ言葉にさせたのは大我の手柄だと思いました。また、後日談も良かったです。溺愛ラブラブな二人の様子が見れて最高でした。というよりも、あれがなければしんどすぎたと思います。溺愛共依存BLが好きな方は途中痛々しすぎてしんどいと思いますが、ラストと後日談で救われると思います。表題作の後に短編が2つ入っています。幼なじみのCPで、暗くはなくハピエンでした。しかし途中リバ表現があるので注意してください。その次の短編は三角関係のような感じで、かつショタ攻の表現があったので私は好きではありませんでした。表題作がとても良かった(特に後日談)ので、☆5とさせて頂きました。