ハイスペックな彼の矜持と恋【特別版】
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ハイスペックな彼の矜持と恋【特別版】

夕映月子/香咲

申し訳ないがキャラの性格がしんどい

ネタバレ
2019年3月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ 作家買いです。夕映先生の作品は好きなものが多いのですが、これは全くはまれず最後まで読めませんでした。まず攻の、「お前のようにプライドの高い、男らしい男が好み」という発言が受け付けられませんでした。「男らしい」「女らしい」という言葉でくくってしまうのがどうしても好きではないからです。相手の性格が好き、という表現だけでいいのでは?と思いました。わざわざ男らしいから好きという必要はあったのかと…。また地の文でも「「雌」として雄を欲しがる」みたいな表現があったのですが、それも無理でした。単純に相手が好きだから抱きたい・抱かれたいという表現でいいのでは?と思いました。抱く抱かれるの行為を男・女で分けるのはもちろんままあるとは思いますが、それはビアン・ゲイだけでなく男女についてもレッテルを貼っているようでもやもやしました。男女でも女攻めだってあるわけですから…。また受も元々タチだったから仕方のないことかもしれませんが、なかなか攻を魅力的に思う自分を受け入れられていません。個人的には相手が好きならタチでもネコでもどっちでも良くないか?と思ってしまうので、多少イライラしてしまいました。この作者さんの作品は割と最初から(攻か受、または両方が)相手を思いやる、または受け止める優しい雰囲気のモノが多いので、今回の作品にはびっくりしてしまいました。言葉狩りのような感想も多く、申し訳ありません。あくまで私と同じような稀有な方の参考になればと思います。
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