物凄い。そこらのどの漫画より遥か上を行く





2019年3月3日
今まで読んだ漫画のどれにも似ていない想像力創造力の塊のようなストーリー。古代日本が舞台の神々の大叙事詩!?
たっぷり描かれている戦いが、明快に悪と善で二分できるようなものではない。
こんな壮大な漫画に出会えて驚いている。この興奮を上手く説明できない。これまで知らなかった。
人の、物語を生み出す能力、それを絵で表そうとする感性、★は6以上という気がする。
ムー大陸とかアトランティス大陸(?)とか、あと、宮崎駿先生の漫画「風の谷のナウシカ」(?)とか、そんなイメージ。
取れなかった漫画賞の、その時の受賞作品は一体なんだったのか。小学舘漫画賞だったのなら、輝夜姫(清水玲子先生)?、天は赤い河ほとり(篠原千絵先生)?。
結局調べた。第4回手塚治虫文化賞(2000年)最終選考に選ばれていた、というから、「西遊妖猿伝」(諸星大二郎)に持ってかれたのか。更に調べてもっと解った。編集の方針が変わって、掲載誌が出なくなり連載を続けられなくなったせいで、どうやらそれで急に失速「させられた」ようなのだ。連載打ち切りを余儀なくされてからは、最終巻は描き下ろしという形を取らざるを得なかったと判明。連載開始ぶ~け誌86年5月号から中断も経て97年完結。
(なんということでしょう! よく、編集のせいでまとめに最終話迄に納められずに可哀想な尻切れケースが、読者目線からも想像ついてしまうことあるけれども、それにしたって、クオリティが!?残念の極み。ー漫画賞調査の箇所からここまでを、後日追記。)
2000年度第31回星雲賞コミック部門受賞。
なお、この作品は見開き頁で空間の拡がりを出している箇所が多いので、「タテ読み」では作品世界の訴求力が喪われる。スケール感を活かせる横読みで、見開頁の全段ぶち抜きひとコマの元の絵を味わう方がよい。
空子都の絡ませ方がもう少し物語前半のような勢いと奇抜さがあったなら、全力疾走になったのではないか? 後半、少し着地点探しに迷ったか、方向を見失いそうにスケールダウンした感じはあった。
ストーリー後半の尻つぼみがなければもっともっと評価得たのではないか?
たっぷり描かれている戦いが、明快に悪と善で二分できるようなものではない。
こんな壮大な漫画に出会えて驚いている。この興奮を上手く説明できない。これまで知らなかった。
人の、物語を生み出す能力、それを絵で表そうとする感性、★は6以上という気がする。
ムー大陸とかアトランティス大陸(?)とか、あと、宮崎駿先生の漫画「風の谷のナウシカ」(?)とか、そんなイメージ。
取れなかった漫画賞の、その時の受賞作品は一体なんだったのか。小学舘漫画賞だったのなら、輝夜姫(清水玲子先生)?、天は赤い河ほとり(篠原千絵先生)?。
結局調べた。第4回手塚治虫文化賞(2000年)最終選考に選ばれていた、というから、「西遊妖猿伝」(諸星大二郎)に持ってかれたのか。更に調べてもっと解った。編集の方針が変わって、掲載誌が出なくなり連載を続けられなくなったせいで、どうやらそれで急に失速「させられた」ようなのだ。連載打ち切りを余儀なくされてからは、最終巻は描き下ろしという形を取らざるを得なかったと判明。連載開始ぶ~け誌86年5月号から中断も経て97年完結。
(なんということでしょう! よく、編集のせいでまとめに最終話迄に納められずに可哀想な尻切れケースが、読者目線からも想像ついてしまうことあるけれども、それにしたって、クオリティが!?残念の極み。ー漫画賞調査の箇所からここまでを、後日追記。)
2000年度第31回星雲賞コミック部門受賞。
なお、この作品は見開き頁で空間の拡がりを出している箇所が多いので、「タテ読み」では作品世界の訴求力が喪われる。スケール感を活かせる横読みで、見開頁の全段ぶち抜きひとコマの元の絵を味わう方がよい。
空子都の絡ませ方がもう少し物語前半のような勢いと奇抜さがあったなら、全力疾走になったのではないか? 後半、少し着地点探しに迷ったか、方向を見失いそうにスケールダウンした感じはあった。
ストーリー後半の尻つぼみがなければもっともっと評価得たのではないか?

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