私の“王子様”が三次元化したのですが ~オタクな私と同棲&リアル恋愛しています!?~
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私の“王子様”が三次元化したのですが ~オタクな私と同棲&リアル恋愛しています!?~

青井千寿/水野かがり

ツボです

ネタバレ
2019年3月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 乙女ゲーのロラン王子に恋をしていたゲームオタクの令嬢 薫子は、お見合いのお相手 司さんに一目惚れ。司さんはロラン王子にそっくりだったのです。断る練習までしていたはずなのに、仲人さん経由で司さんから断られてしまった薫子は、繋ぎ止めたい一心で、約束もなしに司さんの会社まで押し掛けます。ラッキーなことに司さんと食事に行くことになりますが、司さんのガードは固く、その後も断り続けられます。薫子の乙女ゲーム的な発想に最初はイラッとしましたが、なかなか諦めないガッツに応援したくなったところで、司さんから偽装婚約の提案が。おまけに嘘の挨拶をしに行った司さんの両親から同棲を勧められ、司さんの無言の圧力を押し退け、薫子は同棲する機会を手に入れます。コメディタッチで、薫子の真っ直ぐさは多々失敗もありますが好感が持てます。薫子目線でストーリーは展開するため、本心を言葉にしない司さんは分かりづらいものの、いつの間にか薫子のペースに乗せられ、何となく薫子への無意識サインが読み取れて、ウズウズ焦れったいです。キスだけでも大事件、嫉妬したり、気持ちが分からないまま抱き合ったり、サインは出ているのにキチンと伝わらずもどかしい!でも、この二人にこのジレジレは必要不可欠な感じがして、ニヤニヤしながら楽しみました。二人を取り巻く人達もしっかり描かれていて良かったです。普段クールで口下手な司さんの甘い一面には胸キュンしっぱなしでした。あんなに拒否していた薫子を溺愛する司さんが堪りません!!ゲームオタク脳を織り混ぜた展開が面白かったです。
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