愛を望まない恋人
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愛を望まない恋人

エマ・ダーシー/津谷さとみ

普通の中には悪党や犯罪者だっているんだぞ

2019年3月13日
素敵な女の子なのに、あることが引け目になっていて、普通に女の子が夢見るような結婚や赤ちゃんを諦めていた。
ハーレクインは女の子を幸せにするストーリー。
津谷先生は彼が見つけた彼女の魅力というのを、ちゃんと絵にして伝えてくれる。

ヒロインにはこれまでかなり大変なことだったと思われるような苦労を沢山味あわされてきたハンディがある。だから、彼女が望まなかったことを、彼は垣根を飛び越えて 来た。

彼女の回りが彼を試すもほとんど揺るがない。
じわっじわっと来た。

絵が雰囲気を作っている。

彼女の諦めや結末まで信じきれない気持ちを乗り越えること自体が波瀾万丈の一端だけれど、なんだか簡単に始まり、途中心配させるも、クライマックス以前の山が、クライマックスの山場から険しさを奪った。簡単な感じがなんとなく拍子抜け。

43頁78頁と、彼の顎の下からのアングルの絵が目につく。凝っているようだが、もうちょっと何枚か描いて慣れてからの方が良かった気がする。
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