一途な侯爵の不埒すぎる溺愛
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一途な侯爵の不埒すぎる溺愛

舞姫美/さばるどろ

最後の事件以外は楽しく読めた

ネタバレ
2019年3月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全242ページ。
年上側近×年下王女の身分差・年齢差・両片思い要素ありの溺愛モノ。
最初ヒロインはヒーローから女性として意識してもらえていないのではと不安がってますが、ヒーローサイドからの話も早い段階から挟まれるので切なさは読んでいて感じない。ヒーローは最初から、ちょっと危ないレベルで王女様大好きです。
王女様以外の女に全く興味のない一途なヒーローは、年上ではありますが未経験。たまに「性欲処理に適当な女は抱いてるけど男だからある程度は仕方ないよね!」ってキャラもいるけど、そういうのより好き。王女モノの官能小説を持っているのがバレちゃうシーンにはちょっと笑いました。
基本的に安心して読める溺愛モノだったんですが、敵にヒロインが犯されかけるシーンはかなり不快感を煽る感じで、その他のシーンとのテンションのギャップに戸惑った。この作品の場合はもうちょっとサラッと読み流せる事件の方が良かったな。最後までひたすら楽しく読みたかった。
誤字やおかしな文法がたまに気になったのも残念。
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