このレビューはネタバレを含みます▼
思春期の高校生の性徴の悩み。二人ともそれぞれにあって。そこからの秘密の関係。恋愛だとは思っていなくて、彼女が欲しいからと思っていたのに、お互いにだんだん我慢できなくなり……。その心の動きの表現がいいです。作者のほかの話もそうですが、気持ちが抑えられなくなる時が、たんたんとすすんできて、ぐわっと噴き上がる感じがいいです。そして伏線。
主人公の気にしていたことも、この時期特有の自意識過剰で、周りはそんなに気にしていなかったのに……。
師匠はゲームを攻略するように、クールな顔でじわじわと狙っていたのですね。
同作者の、心が読める子の話の時も、突然、キスがきて、うわっという感じだったのですが、そういう高まる感がいいです。
絵もきれいです。普段おちゃらけた子が、こっそりあんなエロいことをしてるというのがまたいいです。四巻までで完結なのかな? 続きがあったら読みたいです。