MARS
」のレビュー

MARS

惣領冬実

尊い、儚い、美しい。

2019年3月21日
中学生の時に出会って、ずっと大事にしてきた作品です。
とてつもなく大きな傷を抱えた零とキラが魂レベルで惹かれ合い、お互いを知っていき、過去と向き合って共にそれを乗り越えていく様が、尊く美しいです。
それぞれにバイクと絵画に魂をぶつけ、才能を発揮する描写は刹那的で儚く美しいです。
高校生という子どもでも大人でもない時期であることや、作者さんの美しい画がまたこの作品の神秘性と官能性を際立てています。
2人の関係性と、この作品自体が芸術だと思います。
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