ゆっくりと距離を縮めていきましょう





2019年3月24日
口絵カラー1P、挿絵10P、あとがきあり。先生曰く、少女漫画でよくある体の関係の「セ」の字もない恋物語をBLで書いてみたいというのがこの話の執筆動機だったとのこと。幼い頃から優れた容姿故に辛い経験を繰り返し、ゲイなのに男性恐怖症になってしまった瑞樹。そんな彼を見初めたのは近所のカフェで働く穏やかな物腰の千里。1年かけて瑞樹の事情もすべて了解した上でようやく恋人同士になった二人。つい下を向きがちな瑞樹を千里はよく理解し心から愛おしむ日々。心では互いを好きで仕方がないのに物理的な距離を置かざるを得ない二人がゆっくりと時間をかけて溶け合っていく…そんなお話でした。せっかちな私にはちょっとじれった過ぎる展開でしたが、色っぽい恋物語に疲れた時、じっくり腰を落ち着かせて読むといいかもしれません。

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