恋に落ちた大富豪
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恋に落ちた大富豪

アンナ・クリアリー/岩崎陽子

月明かりの下帰ってくる彼の姿が様になる

2019年3月31日
先に読んだ追憶のファースト・ラブも、本作も、共に中古書店で読了していたものだが、早々に売れてしまっていたため、この電子書籍で読み直し。
月も綺麗、男性もセクシーオーラ発散し、絵がまず力を持っている。ストーリーに舌足らずも冗長もなく、スリルまで適度に入って楽しめた。
レビューアーさん、何人も同じ指摘、私も同感なのが「大富豪」の語があること。原題がそうで邦題付いた流れを考えるに、ノベルには大富豪設定が活かされていたのか?
この違和感を放置しているのが、ハーレクインでどうにも信じられないところ。誤植も多すぎるが、タイトルの扱いに、書籍としての水準自体を自ら三文(さんもん)小説に堕している、どうしようもないところ。

本作品の英日タイトル付けとコミックとの違和感が、コミックのみ大富豪描写省略によるここだけのギャップであるなら、星は申し訳ないがひとつ調整させていただく。

岩崎先生の絵は、一人の女性が微妙に作品内で別人の感じがすることがある。

セットで読んだが単品でレビューをここに書いた。
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