このレビューはネタバレを含みます▼
上手いこと言いやがってこんちきしょー!!と念じながらついついほろりと心が絆されてしまう……何だか……目頭が熱いなあ。何度読み返しても厭きが来ない……来なさすぎてまた読み返してしまった……みたいな作品です。らあぶ。ほまれの才能のひとつはきっと愛されることですね。いや、それは唯一誰しもに共通する、産まれる前から持っている才能か。らあぶ。
頭部(才能)がシンボルとして描かれており、メタ認知としてとても優秀な反面、それに対する絶望も比例どころではなくて、しかしながら、それを覆い隠すような愛嬌のあるキャラたちが右往左往している様が、本当に、心底、堪らない。何が堪らない、って彼らのその心が堪らない。最早、言葉では言い表せない胸を鷲掴みにされる何かと、醸し出される、否、だだ漏れの昭和の空気感がそれはそれはとてもツボで食指が動いた方には、是非とも購入して頂きたい。ただの炊飯器(旧型)やらオーブン(シンプル機能)やら写真機(おじいちゃん)やら白熱灯(孫)やら鋏(にゃんこ)にこんなに夢中なるなんて思いもよらなかった。ちなみに、ほまれは何てことはない、ただの天使です。みんな幸せになるといい。ワハー!!