隣の嘘つき《小説版》
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隣の嘘つき《小説版》

安西リカ/須坂紫那

潜在ゲイ、でも自覚はある主人公

2019年4月12日
リ、リカ〜〜〜〜! てむせび泣いてしまう人間のかわいさ脆さいじらしさに正座するステキな短編、これが投稿作だったというんだから頼もしいというかなんというか!
今に繋がる作者の良いところがぎゅっと詰まってる気がします。
自覚済み潜在ゲイ(地味に酷い設定のような)の攻とノンケの二番手で付き合ってきた受(書いててムカムカしてきた)ふたりの意気地のなさや強がりをおたがいへの気持ちで乗り越えるのはいい歳をした大人だからこそさらに萌えられるカタルシスですよ!
おまけ付き計85Pも非常にリーズナブルで、雑誌でこちらのリリースを見た時から心待ちにしていました。この調子で文庫化されてない短編の電子化を切に願いますDear +さん…!
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