このレビューはネタバレを含みます▼
久しぶりにラニョンさんの本を読んだら、最初はカタカナの名前に苦戦して、物語に入り込めませんでした(笑)けれど、数ページ読んだら一気にのめり込みました。
アドリアンシリーズ、フェアシリーズと読んできて、それらとまた違った関係性を楽しめました。
どのお話も勝ち気な受けの無鉄砲な行動に翻弄される展開は一緒ですが、それぞれのカップルの設定の違いが良い味をだしてくれてます。
アドリアンシリーズは警察と古書店オーナーという全く立場が違う二人が心を通わせるまでが丁寧に書かれてます。
フェアシリーズは現FBIと元FBI(現大学教授)で元恋人同士。元々同僚で対等な関係だったためか、受けのエリオットがかなり女王様気質で(笑)、タッカーは主導権を握られてます。
今作はFBI職員同士ではありますが、部署が違います。そして年齢差が6歳(くらい?)の年の差カップルです。まだ始まったばかりの関係のためか、受けのジェイソンが、他の話と比べると行動が控えめです。キャリアの違いもあり、ジェイソンが相手を立ててる感じが好きです。今後、関係が深まっていくにつれてどう変化していくのかとても楽しみです。
イラストも話に合っています。特に、ジーンズを履いたジェイソンの後ろ姿の腰のラインがとてもセクシーです。
まだまだ始まったばかりの二人が、次はどんな再開を果たし事件を解決していくのか、次の巻が待ち遠しいです。