あの日のきみを抱きしめたなら
」のレビュー

あの日のきみを抱きしめたなら

山本小鉄子/崎谷はるひ

辛い両片想い。とても良いお話

2019年5月7日
「あしたのきみはここにいない」に続き、崎谷はるひさん原作のコラボ2作目は幼馴染モノ。

編集者 健吾×2歳上のデザイナー秀利。10年来の健吾へ想いを拗らせた秀利は寂しさを埋める為にDV彼氏と切れず。それを秀利への執着を持ったまま友人関係を続け、男と別れろとしか言えず苦しく見守るだけの健吾。1巻は回想と健吾視点の後悔が続き、健吾が相談したのは同期同僚の三尾さん(前作のミオ姉さん♪)ミオ姉はここでも核心を!!霧の晴れた健吾が2巻では男を見せて来ます。

健吾の為を想い逃げたり優しさを信じられず迷走する秀利を大きく包み込む健吾。繊細な気遣いと行動は荒々しい優しさを見せる健吾の魅力が光ってました。

互いに辛い10年間だったけどもう大丈夫と思わせるストーリーとても良かったです。小鉄子さんのやるせない表情が最高。MVPのミオ姉さんには幸せになって欲しい。ミオ姉さんシリーズ化しないのかしら?
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!