このレビューはネタバレを含みます▼
好きな作家さんなので期待して読んだのですが、ヒロインが好きになれなかった。内気でおどおどしている振る舞いはいいのですが、隣国の王と婚約中にも関わらず、ヒーローと関係をもとうしとたことが許せません。王女として多くのものを与えられているのにその義務や責任を果たそうとしない。国民に対する思いもない。ヒーローが口説いても、王女として泣く泣く恋心捨てようとしてくれたのなら、喝采を贈れたのになー。
敵役のオスカーが色々と詰めが甘いのも残念。媚薬を用意する周到さもあるのに、倉庫から宿屋に場所を移動した理由がわからない。そして残虐な性格のはずなのに、人質を手放しヒーローと1対1を受け入れたのもどうして？
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