悪役令嬢レベル99
」のレビュー

悪役令嬢レベル99

七夕さとり/Tea

新しいタイプの悪役令嬢ものと…

ネタバレ
2019年5月12日
このレビューはネタバレを含みます▼ …言えそうな作品だけに1巻完結なのが惜しい…と思いきやまさかの続刊。
乙女ゲームの悪役令嬢ものに有りがちな展開とは少々違い、一部の人達を除き、その桁外れの戦闘力から恐れられているものの「それがどうした?」と開き直り我が道を突き進む主人公と、それに振り回される周囲の人達のやり取りが面白かったです。
恋愛方面でも超鈍感&感性ズレまくりな主人公と奥手&口下手なヒーローの関係が徐々に変化していく様子は読んでいて微笑ましかった。
ただ魔王の正体は意外性があって良かったのですが、人を憎悪する理由がちょっと弱かったかな?と感じた、そこが少し残念でした。
2巻はあまりシリアスな展開もなく完全なコメディになっており、そのためか1巻と違い主人公がただのアホな娘にしか見えなくなっているのはかなり残念です、その分色々と残念な主人公と恋人のやり取りは微笑ましかった。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!