このレビューはネタバレを含みます▼
エルフリーデが嫁いだ相手は黒の皇帝。冒頭、冷たく突き放され、凍りついた皇帝の心を溶かしていくのかと思ったら、実は黒の皇帝 ハインリヒは小さい頃にエルフリーデを少しの間見ただけで将来嫁にすると決めたほどの気に入り振りで、エルフリーデを見つめるだけで引き寄せられ、触れずにはいられなくなるためにそっけなくしていたのでした。それを告白した後は、タガが外れたハインリヒがエルフリーデを昼となく夜となく溺愛し始めます。終始イチャイチャラブラブしっぱなしで、ストーリーも何となく先が読めてしまい、完璧すぎるハインリヒに、ちょっと飽きてしまいました。最後の方にエルフリーデを嫁にするために皇帝として実績を挙げてきたことがちらっと書かれていましたが、そういうところがもっと見えたらもっと胸キュンだったように思いました。