王様と幸福の青い鳥
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王様と幸福の青い鳥

六青みつみ/花小蒔朔衣

辛くて泣けるけど良かった

2019年5月15日
全223ページ。イラスト有り。27歳×10代半ば。☆5にしたけど内心☆4.5評価です。最初は受のあまりの幼さと攻の辛辣さにどこか馴染みきれずどうかな?と思い読み進めましたが進めるうちに話に入り込めました。とにかく受が健気で純粋、可哀想、切なすぎて泣けました。個人的には、泣ける!レビュー多数のBL小説でも普段はまあ泣ける人がいるのはわかるし感動はする、泣くまでいかないけどってことが多いので、久々にここまで振り切った不憫受けはとても良かったです。たぶんまた浸りたい時に読み返すと思います。4.5評価の理由は挿絵と文章に温度差を感じたというか、イラスト単体として見れば綺麗なんですが…ちょっと内容のテンションと違わないか?と思って(特に攻の表情)自分の読んだ想像との違いで興醒めしてしまったためマイナス。表紙の雰囲気はすごく良かったから余計にそう感じたのかも知れません。とにかく内容は辛いストーリーなので幸せな後日談がもっと読みたくなりました。ページ数のわりに駆け足になりすぎていなくて話に無駄も感じず起伏もあり、満足です。
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