玻璃の花 雪花の章
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玻璃の花 雪花の章

稲荷家房之介

壮大なスケールのお話

2019年5月15日
小難しそうで、なかなか手が出せなかったのですが、、、ざっと読んで、もう一度読み込んだらようやく理解できました!汗 平安とか陰陽道とかそういった時代のものが好きな方にオススメ。この時代背景の他の文書を読んだことがある方は、出てくる登場人物名などにも馴染みがあって読解しやすいかも。物語自体は鬼の人と形代としか存在価値を得られなかった人との愛の物語。苦しみと痛みと哀しみと、たった1つだけの欲。なんとも壮大で美しくもおぞましい絵の描写で、BL色一切なしの、BLで括ってしまっていいのか!というほど素晴らしい作品です。他の方も書かれてましたが、2巻だけでは短かったのでは、と思える大作ですね。
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