セキュリティ・ブランケット
」のレビュー

セキュリティ・ブランケット

凪良ゆう/ミドリノエバ

すっごく良かった!

ネタバレ
2019年5月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 宮、鼎、高砂、国生の4人の視点で代わる代わる語られていきます。
宮の過去の話が本当に可哀想だし、鼎との出会いの下りは涙が出ます。何処か遠慮がちな宮が高砂への恋心を自覚し、両片思いになったところから怒濤のすれ違い(T_T)上巻後半から、これでもかこれでもかと不幸なすれ違いが襲ってきます。
下巻では、それぞれの思いが切なすぎて、どうまとまるのか先が気になって読むのが止まらなくなりました。
子供達が自分の気持ちを押し殺して、大人二人をくっつけようとしたり。この時の宮と国生の気持ちに胸が苦しくなります。鼎が高砂に本心を伝えなくて本当に良かった。これでもし大人二人がくっついていたら、宮の心の傷は深く消えないものになってしまっただろうと想像しちゃいます。
宮と高砂の今後のラブラブも見たいし、鼎が誰とくっつくのかも見たいし、凪良先生も書く予定でいらっしゃるようなので楽しみに待ちたいと思います。
出来ることなら、鼎は国生とくっついて欲しいな~。国生のあの情熱、鼎への思いはすごく格好いいと思いました。普段クールな鼎なので、あのくらい情熱的な相手の方が噛み合う気がします。
いいねしたユーザ5人
レビューをシェアしよう!