このレビューはネタバレを含みます▼
ヤマヲミさん新刊！大学時代からの親友で今は仕事のパートナーでもある、人気ミステリー作家・龍司×担当編集者・蓮。「隣のフェティシズム」スピンオフだそうですがそちらは未読、近々読んでみます。15年来の片想いをこじらせた片想いのプロの蓮が、三度の離婚を経て求愛してきた龍司に流されないよう必死に抗う様子が健気やらおかしいやら。蓮のモノローグや心の声がいちいちおかしくて、数ページごとに小刻みに震える笑いが(笑)好きなのに片想いのままでいようとする蓮が面白いのにだんだん切なくなってきます。でも龍司の気持ちも最初から分かりやすいので、安心して蓮の片想いを楽しめました。頑なな蓮を口説き落とす龍司はやっぱりイケメンだった！さんざん笑ったのに最後はちょっとうるっと来ちゃうのずるいなあ。こじらせ両想いも面白くて最高。他に同じ出版社の人気ラノベ作家×編集者のお話もあり。連載予定が読みきりで終わってしまったそう。せっかくだからあと一話くらい読みたかったな。最後は安定のあとがき、今回も隅々まで面白かった。大満足！
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