このレビューはネタバレを含みます▼
レビュー評価が高かったので読みましたが、面白かったです！
伯爵家令嬢のレオーナは実家の借金の為に身分を隠して働くことを決意します。知人に紹介されたのは偽の婚約者。雇い主の侯爵 デミオンは、容姿端麗なのにその人柄はまさしく冷徹で無礼でした。偽の婚約者なのに細かな打ち合わせもなく、親戚に婚約者だと紹介されてしまったレオーナは、意地悪な質問にも機転を利かせた回答で無事に窮地を切り抜けます。出会った時から不機嫌だったデミオンが上機嫌でレオーナを褒め、レオーナは正しい対応だったのだとホッとします。これで二人の関係が改善されるのかと思ったら、またそれきり心を閉ざしてしまい、さらに理不尽な言い掛かりをぶつけられたレオーナは相手が侯爵であるにも関わらず怒りを露にします。そして自分が働き始めた理由を話し、またデミオンも自分の事情を話します。ようやく信頼関係を築くことができた二人は協力するようになります。デミオンsideが一切なく、それがまたハラハラさせるのですが、絶妙なタイミングで話が展開し、飽きることなく一気に読んでしまいました。レオーナの知性と教養と優しさに接し、デミオンが変わっていく様子に胸キュンでした。ラブラブな二人も見ることが出来て大満足です！
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