鬼喰い少女と月梟
」のレビュー

鬼喰い少女と月梟

茂木清香

思った以上に

ネタバレ
2019年6月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 優しい完結の仕方で安堵しました。
さらっとしか目を通していませんが前作の「青の母」からは想像できません。連載雑誌の変更も影響しているのかもしれませんが、あとがきにある通り母が少女だった頃のお話しとあるのでそれに焦点を合わせた上での物語になったのでしょうか。
御山の女達(かつての巫女達?)や月乃、堕ち神の背景、水籠村等、謎のままのも幾つかありますがコミック3巻との条件付きとしての続編としてはよくまとまったと思います。
1番安堵したのは絲子の救済です。あのまま空の人形として終わるには少し酷すぎると読んでいる途中に感じていたので。
この作者さんの作品は「青の母」と合わせて2作品しか知りませんが、熱心なファンの方々がいるのも頷けます。
「青の母」と合わせて繰り返し読む事でその都度、新たな発見や読者が感情移入をする登場人物、感想が出てくると思います。
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