このレビューはネタバレを含みます▼
大学生の両片思いのお話。テニスサークルに所属する二人は、ガタイが良くイケメンでコミュ力の高い、テニスの王子様な攻め。受けは、細身で柔らかい容姿だが、思春期でゲイである自分の性癖を自覚し、普通で有ろうと虚勢を張り男っぽさを演じている。受けは、自分の性癖に罪悪感を抱いていて、攻めに恋愛感情を持ってしまう自分をもて余していた。
そんな気持ちを紛らわしたいと出掛けたゲイバーで出会った年上の男性に、悩みや性癖をさらけ出して攻めとの距離を取ろうとするが…。真面目な受けの健気さや、年上男性の悲しい過去とか大袈裟過ぎずにリアリティーを持って共感できる。二人の恋愛が末長く続きます様に。