ブライダル・ロマンス Ⅱ 再会の代償
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ブライダル・ロマンス Ⅱ 再会の代償

ダーシー・マグワイア/真原ゆう

珍しく想像通りに展開した物語

ネタバレ
2019年7月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ んーいいねぇ⤴🖤タキシード姿の男性がゾロゾロと文字通り壮観でしょうね。あっヨダレがでる・・・(笑)ウェディングサロンかぁ。両親の結婚生活を見て自分に置換し結婚観を考える人は特に現代には多い気がします。幸せって何だろうと。ニックもそうでした。けれど彼は頭が良い。弁護士として社会的上級の地位獲得を希望していたニック。スカイへの気持ちに振り回された4年間を再会によって終止符を打とうと、仕掛ける。しかし、スカイも頭が良い。4年間に培われたものなのか元々なのか上手にあしらう。これは小気味よい展開。そして1番の問題。やっぱりいたか子供。ニックの父親がデキコンしたことを後悔して息子に愚痴った。俺みたいになるな、と。ふざけるなその後に子供が出来て結局6人だと?自分の夢をかなえられなかったのは妻と子供のせいだなんて責任転嫁も甚だしい。することしたから6人なんでしょ!いやなら右手と友達でいろよっ😠💢それでもしっかり子供を育てた父親、逃げなかったのですよね。それをわかっている兄弟たち。ニックもやっと気づく。ニックの希望の妨げにならないように彼の下を去ったスカイ。本来なら話し合いの下にどうにかするべきだったのだけれど、この物語においては好感触。おかげで愛する男は希望をかなえつつあるのだから。涙が出ちゃうけど。順調に展開していく中で、さあ、きた拗れる問題提起。「彼女は僕の妨げにはならない。僕を煩わせることはない」なんて電話での父との会話。ああ、ニックの思惑を誤解させる展開なのだなと想像通り、家族との面会をスムーズに行わせ和解へと導いた。ワクワクとかドキドキではなく、その予想する展開の結末が見えていてクスッと笑ってしまった。起伏こそ薄いが読後感の良い作品となっていました。
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