このレビューはネタバレを含みます▼
まだ幼かったモモと高校生だったユキちゃんの出会いと別れ、そして再会からの一年間を春夏秋冬という季節を通して描く本編。大切な隣人に寄せる好意というものが繊細に丁寧に綴られています。交流を通して二人が恋情や愛情、好きという気持ちの種類にどうやって折り合いを付けてゆくのか、最後までとても引き付けられました。何と言っても描き下ろしが目当て!モモの盛大な勘違いに疲労困憊のユキちゃんが思わず脱力する場面が特にお気に入りです。結末はとても優しく幸せな形。あたたかく嬉しい気持ちでいっぱいになれました!