天狗の嫁取り【単行本版】
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天狗の嫁取り【単行本版】

春が野かおる/高尾理一

天狗×人間の和風ファンタジー

ネタバレ
2019年7月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 人気シリーズの一作目、同名小説のコミカライズ版。天狗×元人間のファンタジーもの。代々アマツユリというそこでしか咲かない花を育てて御山の天狗に供える風習がある村で、当主である祖父の葬式に来た雪宥。うっかり結界を超え天狗界に迷い込み、御山を守る契約主の天狗・剛籟坊の伴侶に。天狗界の設定がなかなか面白い。軽率な行動が目立つ雪宥だけど、初めてがあれなのはさすがに可哀想。多くを語らない剛籟坊と無駄に行動力がある雪宥がすれ違いまくりながらも心を通わせていく。食事が伴侶の精/液のみというのがすごい!これから天狗界の話になっていくのか二人の恋愛メインになるのか分かりませんが、続きが出たら読みたいです。ところで契約がアマツユリから雪宥に変わったなら村との契約は生きてるはずだけど、なぜあんな風になってしまったんだろう?守護しているわりに村のことを語らない剛籟坊が少し焦れったい。続きを読んだらその辺りも分かるのかなあ。
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