置き去りの天使
」のレビュー

置き去りの天使

キャロル・モーティマー/雁川せゆ

何もかものつじつまが合わない

ネタバレ
2019年7月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭から契約結婚の始まり。寝室を分けて暮らしてきた見せかけの夫婦が愛情も無しに生活している様から始まっていたのでその理由や人間関係について興味深々で読み始めました。が、なんだこれは。話の展開は何とか想像力を駆使して理解できたが、コマ(場面の切り取り方)にセンスが無い。どういう行動をしてこうなったかという動作のそれが書かれていないから、何があったの?多分こういうこと?と想像するしかなくてはっきりしない。また、セリフも曖昧で、「主語」が無いからお互い何の話をして拗れているのか分かりあっていない事が続き、ニックも「僕が・・・!」というセリフで終わっていたりしてモドカシイよりうんざりした。そういうストーリーなのだろうけれど、つじつまが合っていない。「ダニーが8ヶ月前から女性と暮らしている」とニックが言っていたがそれはジェミニの妹ジマイマの事と知っていたはずなのに、なぜ隠すのか意味不明。その事についての説明も無し。なのに、ダニーはジェミニの愛人だなんて、どこからその発想が出てくるのやらである。一番の疑問は、初めてニックがジマイマと会った時のエピソードを語っているが、妹と姉を間違えてプロポーズしたと。双子とはいえ会った事の無い姉を好きで、妹とはインタビューを通じて知り合いプロポーズに至ったというのに、間違えたとはどういうことか?訳が分からない。インタビュー中に意気投合したのではないの?見た目だけかい😠💢どうか、わかりやすく説明を入れてください。これは、本当はどういうストーリーなの?ただ一つ、ジェシカが可愛くて★1つ追加です。
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