このレビューはネタバレを含みます▼
この世界観何か読んだことあるなぁ～と思っていたら、最近読んだ「狩人さんは駄犬系」と同じ作者さんが書いていました😄 そこで吸血鬼の有名武具師が登場しますが、それが今回の旦那様ことカミルでした。カミルに雇われた小間使いの人間の少女 ディーナはカミルに恋心を抱いていましたが、カミルたち吸血鬼はその特徴故に愛情を持たないのでした。カミルは他の吸血鬼と違い、人間を理解し評価していました。そのせいで変り者という扱いを受けていましたが、武具師として超一流のカミルは魔族にも人間にも受け入れられていました。それまで義父母から酷い扱いを受けていたディーナは自己評価が低く、カミルはそのことに怒っていましたが、自分を犠牲にしてまで他人を助けようとする精神、家事を一生懸命こなす姿に段々と好感を持ち始めていました。愛情がどんなものか分からない相手に恋をし、悩むディーナ。一方で愛情を持たないはずのカミルの心はディーナの態度一つで嬉しくなったりイライラしたり悲しくなったりと正に恋する男子。なかなか上手く伝わらない二人の思いにジレジレしました。カミルがすっかり恋する男子で、本来の冷酷な姿を忘れてしまいそうでしたが、ディーナを助ける戦いの中でかなりグロテスクなシーンがあり、カミルにとってディーナだけが特別なのだと思い知らされます。愛を知らずにいたカミルとディーナが愛を知ってからのラブラブエロエロぶりは凄く、カミルの溺愛ぶりはヒドイです(笑) また色々な人物が登場しますが、よく作り込まれていて、まだまだ別のストーリーが続きそうで期待してます！
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