彷徨いスタァ
」のレビュー

彷徨いスタァ

らうりー

切ないけどすごく愛しいお話です!

ネタバレ
2019年7月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作のみ、春の蛇のようにもやっとしたと終わり方なのか?と身構えましたが今作は私は好きでした!
都会から来た童貞一途(ちょっと鈍感)な翔ちゃん×幸薄げなストリッパーの彷徨のお話。友達と卒業旅行に来た翔太は観光で訪れた展望台でおっさんとやってる彷徨に出会い、おっさんに逃げられた彷徨は見ず知らずの翔太に✕✕✕貸してと迫る笑、からがら逃げ出した翔太は夜のストリップショーで再び彷徨に出会い、という感じのお話。作者様の描く受けは色気がただ漏れてて本当にやばい、男のストリッパーという非現実な設定にも関わらずすんなりと受け入れてしまえるのは、彷徨くんの色気がやばいから笑。修正は白抜きで、舞台の上の彷徨くんはドキドキするほどエロいです。彷徨くんは舞台の上以外では無邪気で明るい子でただ見返りなく愛されることに慣れてないのがすごく切ない、翔太から愛情を注がれるとやらないなら何を返せば?と尋ねる姿が本当に切ない。翔ちゃんはめちゃくちゃいい子で、愛情深くて彷徨くんがどんどん惹かれていくのもわかる!ほんと純愛!
彷徨くんの辛い過去とかお仕事の描写とか大分暗い部分もあるけど、暗いだけにならないのは翔ちゃんが不器用だけど優しくて純粋に彷徨くんを想う気持ちが作品の前向きさになってるからかな、とても素敵だと思いました。翔ちゃんのお友達もいいキャラなんだけど、不安要素はストリッパーの仕事を教えこんだ親代わりの涼ちゃんの彷徨への歪んだ愛情、ストーカーを差し向けたり、彷徨をぶったり、怖という感じで。1巻では何故そんなに涼ちゃんが彷徨へ執着するのかが分からず終わってしまったので、続きで描かれるのかな?涼ちゃんが絡んでくることは必須だと思うのですが、ハッピーエンドで終わって欲しいです!
1巻ではふたりが両想いになるまで。両想いになった彷徨の幸せそうな表情に本当に泣ける。最後のふたりの初えちには萌えました~彷徨の表情がかわいい〜そして優しい翔ちゃんががんがん攻めるのも萌えました!書き下ろしも良かった!照れ屋の翔ちゃんに好きと言わせたい彷徨くん笑。
基本的には暗め、無理やりはないですがストリッパーの仕事の描写は少しえぐいし、同じストリッパーの宵くんという子との絡みもありますので、苦手な方はお気をつけて!個人的には星4.5!このままはぴえんで終わってくれれば星5で!笑
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