このレビューはネタバレを含みます▼
マッサージ師兼ヒーラーの環×施設育ちの最強ヤンキー・龍馬。喧嘩の最中に偶然会った不思議な男・環は、昔飴の指輪で「ヨメにしてやる」とプロポーズした初恋の相手だった。好きな作家さんなので迷わず買いましたが、思っていたよりずっとあったかくて素敵なお話!軽めの雰囲気なんだけど、読後感が幸せいっぱいですごくよかったです。子供の頃の出会いがどちらにとっても大切なもので、足りないものを埋め合える代わりのきかない存在。龍馬がヤンキーになったのにも、環が4歳だった龍馬をずっと想っていたのにも納得の理由があって、明るい結末がとっても嬉しい。環の底知れなさは叔父さん譲りかなあ。子供達が可愛くて癒されました。龍馬が睨みをきかせながらもトロトロにされちゃうのも可愛かったー。でも腹をくくったら男らしくてかっこいい!飴の指輪が溶けずに綺麗なままで、実際は無理だろうけど夢があるなあ。この二人ならほんとに結婚しちゃいそう。めでたい!