女帝花舞
」のレビュー

女帝花舞

和気一作/倉科遼

ある意味で人間臭い

2019年7月28日
若いときに初代も雑誌で読んだことあります。雑誌が変わってしまったせいか、作品の方向性も変わった感じです。初代の彩香は生い立ちのせいもあって本当に自分の力でのし上がってきたストイックな感じがしますが、娘はなんだかんだいっても大人の庇護を受けながら進んでいく甘ちゃん。でも、イケメンによろめいたりするあたりが初代よりも人間臭くて、そこは良かったと思います。とはいえ、彼女と康平がフラフラしてるせいで不幸になった人が何人もいるんで、読み終えた最初の感想は「明日香と康平が周囲の人間を振り回さすラブコメ」って感じでした。
ヒロインに魅力がないんで、評価は★3です。個人的に、豆千代と美佳のその後の話が読みたかった。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!