きっと愛だから、いらない
」のレビュー

きっと愛だから、いらない

水瀬藍

6巻まで読みました

ネタバレ
2019年8月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公の女の子が好みでこれまで読んできました。6巻まで読んでの感想ですが、読むのをやめる覚悟ができました。
途中までは面白く、ウキウキしながら読んでいたんです。ヒロインの成長や、ヒーローや周りの人たちのおかげでだんだんと表情豊かに、心を開いていく様子が好きでした。
ただ、バンド活動を始めるという展開から、学祭で披露、そして突然のメジャーデビュー……ついていけなくなりました。
ヒロインは二人のナイトに守ってもらい、彼らを振り回しているようにしか感じられません。
さくらさんへの突然の暴言も私には許しがたいものがありました。さくらさんのことを何も知らないくせに、「まだ生きられる人が自分で死ぬなんてずるい」とよく言えたものだなと思いました。
さくらさんに何があったのかは私にも分かりませんが、自分で死を選ばなくてはならない程追い込まれ、実際に死んでしまった人間に対し、そんな言動をとるなんて。
自分は生きられないからって、「ずるい」なんて言葉にしちゃうヒロインが、私には理解できませんでした。たとえ「ずるい」と思っていても、言えないよ。ドン引きしました。

泣ける?シーンなのでしょうが、旅行のときピアノで歌ったヒーローに捧げた歌詞は、私には薄っぺらく感じました。
まさに悲劇のヒロインですね。

今まで楽しかったです、ありがとうございました。
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