愛してほしいと言ってくれ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
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愛してほしいと言ってくれ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】

松下祐己

叩き上げ弁護士×心に傷を持つエリート

ネタバレ
2019年8月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 大学の同期で弁護士同士の仲曽×巴。家柄も容姿もよく有能な巴を嫌っていた仲曽だけど、歓迎会の夜に酔った巴と関係を持ってから気になる存在に。二人の仲は学生時代のエピソードも交え、仲曽が妾の子と疎まれてきた巴を明るい場所に引っ張り上げる王道展開。それはいいとして、五条家(巴の家)の問題が根深くて消化しきれてない感じ。長兄・藤×巴の執事・孝志を絡めて巴との確執や蟠りをクローズアップしたわりに描き切ってないのでスッキリしませんでした。スピンありきなのかな?特に孝志は巴との絆を感じる描写はほぼなく、偏った教育も恨みからきていると言われた方がしっくりくるくらい。巴はもう心配いらないので、こちらの二人をちゃんと幸せにしてあげて欲しいです。
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