どうせもう逃げられない
」のレビュー

どうせもう逃げられない

一井かずみ

心の奥に深く切り込む

2019年8月5日
この作者さんのマンガはどれも深い。心情描写の細やかさは圧巻。10巻までじわじわと2人が成長していき、過去の傷とは?というミステリー要素も含みながら、最後までドキドキしながら読ませてくれます。義姉の事故死から自責の念とともに行きてきた向坂さんの心の奥底までたどり着くのは並大抵のことではなく、諦めなかった主人公「なほ」はすごい。大人の恋愛として素敵で、色気のある絵もきれいです。
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