鳥籠の狂詩曲
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鳥籠の狂詩曲

唯純楽/藤浪まり

作者さん買い

2019年8月7日
両思いなのにヒロインの境遇が2人の邪魔をしているのが凄く切ないです。周りの人間関係などがややこしく何回か同じところを読み返しましたが、購入して良かったと感じています。最初の再会シーンで嫉妬で無理やりヒロインに迫ってしまうヒーローにキュンとしました。ヒーローのヒロインへの深い愛情を随所に感じられとても素敵です。せっかく思いが通じあったのにあんなラストで胸が抉られますが、これからハッピーエンドに向かっていくという希望が最後にはちゃんと示されています。描写されなくてもいいから2人には幸せになって欲しいです。ちなみにこの作者さんはウェブ小説からのファンです。毎回世界感が凝っていて緻密に考えておられるなと思います。しかも毎回すれ違い要素が入っていてすごく好みです。
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