このレビューはネタバレを含みます▼
休載を何度もはさみながら足かけ12年で完結した本作。連載に中断があったとは思えないほど、淀みない流れでストーリーが紡がれます。
作者が伝えたいテーマが終始一貫していているので、安心して主人公たちの冒険に心を任せることができます。
重い宿命を背負ったイザークとノリコが出会い、思い、動き、また仲間と出会い別れる中で、人間的に変化していきます。
ノリコとイザークの気持ちが近づいていく過程は、もう萌えの塊です。
尊いとはこのこと。
サブキャラたちも魅力たっぷり。
ドロスがノリコの思いに応えて協力するくだりでは、読むたびに涙が溢れます。
読むたびに感動し、励まされる。
そんな物語です。
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