愛の囚人(フルカラー)
」のレビュー

愛の囚人(フルカラー)

MAS/海潤

純粋でうつくしい魔女たちのラブストーリー

ネタバレ
2019年8月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 永遠を生きる魔女たちの、一筋縄ではいかない愛や恋心を、美しく描いたお話でした。

すべての人間たちの醜さを受け入れ、愛しながらも、たった一人の好きな人が生まれ変わってくるのを何百年も健気に待ち続ける魔女。
本当は鳥かごに閉じ込めて独占したいけれど、洗脳して虜にすることもできるけれど、そこはぐっと我慢して、幸せたっぷりに好きな人に笑いかける魔女。
魔女たちは、みんな純粋で、繊細で、美しいです。

初見ではドロドロした話を想像していましたので、ちょっとタイトルで損をしている気がします。
こういう繊細な話を好きな読者は、このタイトルだと敬遠してしまいそうです。
カラーコミックは初めて読みましたが、こういう傑作もあるんですね。夢中で読みました。
6巻まで読みましたが、次の話も待ち遠しいです。
できたら、哀しい終わり方をした魔女とその恋人が、幸せになれたらなと思います。
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