上海 アグラ シュリナガル ハルビン





2019年8月12日
まだ一巻を読んだばかりのところですが、楽しんでます。
「円舞曲は白いドレスで」から制作年が4年離れているとのこと。絵は洗練され、あらゆる面で画力UPを感じさせ、女性も男性も、より美しく、線が流れるようになってます。巻頭カラー頁が色刷りでないのが、少し残念です。
美麗な絵が描ける作家の彩色感覚を生かしてくれたら言うことないのに、と思います。
話が国際的でありながら、世間が狭いのはご都合ですが、人物造形に魅力があって、絵がなにしろ良いので星を減らす所私の目にはありません。
完読後レビュー後半を書き足す予定です。
読後:
昭和以前は結婚相手が相手の兄弟姉妹と取り替える、又は取り替わる話はよくあったと聞いている。身内にも、亡くなった姉の代わりに妹が嫁いできた話はある。それに文学の世界でも、人妻を巡る三角関係が。戦国武将など、無理やり離縁させられて別の人と縁組みさせられたり、驚くような話は結構ある。
1人を思って一生を一人だけのための過ごすのも人生だろうし、新しい人と次の人生を歩むのも、それも、生き方だと思う。
誰がどんな生き方を美しいと思うかは、全く誰も同じな訳ではないだろう。
私がこのところ読んできたハーレクインは、子連れ再婚が珍しくない。前向きで、パワフルでいい。新しい愛の価値に触れ一生の方向自転換すること自体を、悪いことと別に思ってない。
私はこういうストーリーの女性の方が、たくましくて大好きだ。ましてや本書は死別。
それでもこの話は、窮地にナイトが駆けつけるタイプの話、時代が時代であり、背景から考えて女性の立場のどうしようもない側面は、受け入れるしかない。湖都は出来る精一杯の範囲で勇敢で行動的で、相手のために自らを省みない体当たりが、コトの成否はどうあれ、恐らく後悔の無い選択をしてきていて気持ちがいい。
病死(若死さえ)や戦死、それと事故死は今と比べ物にならないほど多かった時代に、生き延びて、一生懸命生きてきたという女性の一生を描く、そのメッセージに、綺麗事ではない目の前のことに真正面から当たることの素晴らしさが感じ取れて、読後感は私はどこも嫌だとか、何々の方が良かったのに、とは思えなかった。
安易な過去の人気便乗ではないし、続編でも絵のタッチは荒れておらず寧ろ丁寧に筆が入っており、ダレも無く満足。
只、インド横断早すぎる。各目的地にも早く辿り着き過ぎ。
「円舞曲は白いドレスで」から制作年が4年離れているとのこと。絵は洗練され、あらゆる面で画力UPを感じさせ、女性も男性も、より美しく、線が流れるようになってます。巻頭カラー頁が色刷りでないのが、少し残念です。
美麗な絵が描ける作家の彩色感覚を生かしてくれたら言うことないのに、と思います。
話が国際的でありながら、世間が狭いのはご都合ですが、人物造形に魅力があって、絵がなにしろ良いので星を減らす所私の目にはありません。
完読後レビュー後半を書き足す予定です。
読後:
昭和以前は結婚相手が相手の兄弟姉妹と取り替える、又は取り替わる話はよくあったと聞いている。身内にも、亡くなった姉の代わりに妹が嫁いできた話はある。それに文学の世界でも、人妻を巡る三角関係が。戦国武将など、無理やり離縁させられて別の人と縁組みさせられたり、驚くような話は結構ある。
1人を思って一生を一人だけのための過ごすのも人生だろうし、新しい人と次の人生を歩むのも、それも、生き方だと思う。
誰がどんな生き方を美しいと思うかは、全く誰も同じな訳ではないだろう。
私がこのところ読んできたハーレクインは、子連れ再婚が珍しくない。前向きで、パワフルでいい。新しい愛の価値に触れ一生の方向自転換すること自体を、悪いことと別に思ってない。
私はこういうストーリーの女性の方が、たくましくて大好きだ。ましてや本書は死別。
それでもこの話は、窮地にナイトが駆けつけるタイプの話、時代が時代であり、背景から考えて女性の立場のどうしようもない側面は、受け入れるしかない。湖都は出来る精一杯の範囲で勇敢で行動的で、相手のために自らを省みない体当たりが、コトの成否はどうあれ、恐らく後悔の無い選択をしてきていて気持ちがいい。
病死(若死さえ)や戦死、それと事故死は今と比べ物にならないほど多かった時代に、生き延びて、一生懸命生きてきたという女性の一生を描く、そのメッセージに、綺麗事ではない目の前のことに真正面から当たることの素晴らしさが感じ取れて、読後感は私はどこも嫌だとか、何々の方が良かったのに、とは思えなかった。
安易な過去の人気便乗ではないし、続編でも絵のタッチは荒れておらず寧ろ丁寧に筆が入っており、ダレも無く満足。
只、インド横断早すぎる。各目的地にも早く辿り着き過ぎ。

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みたらし さん
(女性/50代) 総レビュー数:0件