灰色の乙女
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灰色の乙女

新田チハル

ストーカーが主人公とは

2019年8月14日
他にあるのかもしれないですが、私は初めて。
猟奇ものが好みなのでなんの抵抗もなく読んでいますが…これ、思い出したら一巻の終わりですね。そのハラハラドキドキを描いていくつもりなのかな?
ストーカーの被害者の恐怖、疑心暗鬼に揺れる心を、ストーカーの側からみることになり。ばれてしまうかもしれない恐怖に怯えながら、しがみついてしまう執着心を、読者もともに味わうことになる。まぁ、わかりませんけど。
ストーカーといったら、これまでは、自分を正当化して疑わないものとして描かれてきたので、普通の人には理解できなかったけど。このこはばれることに怯えているあたりが、まだ人間らしいのかもしれないです。
ハッピーエンドになる気がしないけど、続きが大変気になる作品です。
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