このレビューはネタバレを含みます▼
高評価のレビューに間違いはありませんね！本当に読んで良かったです。ネタバレになりますが、13歳の皇后と18歳の皇帝の間に生々しいラブシーンはなくキス止まりでしたが、それでも十分に惹き付けられ、大満足の充実感がありました。それはやはり魅力的な登場人物に依るものです。なんと言っても皇帝 暁月の人となりにはあっという間に魅了されました。スーパーヒーローのように何でも出来るわけではなく、自分の力の無さも自分の弱さも解って歯痒い思いをしているところに人間味を感じ、でも大きな志を持つものの度量とひねくれた性格に隠された愛情にやっぱりスーパーヒーローと思わずにはいられません。切れ者なのに飄々としているところにまた可能性を期待してしまうような不思議な魅力があります。その暁月にたまたま出くわし、ちょうどいいと訳もわからず夫婦にさせられ、皇后となった莉杏がこれまた素直で賢く健気で応援したくなります。暁月から出される質問に答えを出しながら、子供と大人を行ったり来たりしながら成長していく様子に目が離せませんでした。そして共に時間を過ごすうちに少しずつ変化していく二人の関係。これに関しては莉杏よりも暁月の方が戸惑っていて、それがまた良いです！よく練られたストーリーに、寝る間も惜しんで2巻を読破したのに、もう終わってしまった、という感想で、まだまだ二人の物語を読んでいたかったです。最高に面白かった！！
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