癒される少年たちの日々

ネタバレ

2019年8月23日

このレビューはネタバレを含みます▼ 帰国子女で四季を愛でる少年と怪我でサッカーを辞めてしまった少年が2人で四季部という四季折々の行事を楽しむ部活動をするお話です。

まず、絵がとても綺麗。カラーなことも相まって自分もその空間にいるかのような気持ちになります。仕事に追われる日々で忘れてしまった春の陽の温かさや初夏の爽やかさ、夏のきらきら輝く高揚感を得られました。

次に主となる2人の掛け合いも非常に可愛いです。
元サッカー少年・野原日乃くんは感情豊かな少年で、彼の可愛いリアクションが四季部の活動に色を添えています。
帰国子女の少年こと一瀬大和くんはクールビューティな見た目ですが、割と男子高校生なことを頭の中では考えている微笑ましい少年です。お互いの勘違いで進んで行くBL展開もとても愛らしく、お付き合いが始まる(一瀬が始まったとおもってる)シーンや別れ際にするおでこへのキスなど「もうっ………なん……なんなの………可愛いから許す……」という気持ちにさせられます。

最後に彼らの周りの人間がとても素敵です。
名のある先輩たちもそうですが、名のないいわゆるモブも主人公2人の関係を暖かく見守っていて否定しない優しい世界です。私は校長先生が可愛くて好きです。

癒されたい、ほのぼのしたい、ゆっくりドキドキしたい、少年たちの可愛い学校生活を読みたいという方にはオススメの一冊です。

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aeks さん

(女性/－) 総レビュー数：105件

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